南砺の病院家庭医が勉強記録を始めました。An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.

An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.富山県にある総合病院で働く病院家庭医です。勉強の記録を少しずつ書いていきます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年ふりかえり

2021年ふりかえり 2020年にもおなじように振り返りをしているようなので,今年もやってみます。 あくまで自分の業績まとめなので,読ませる文章ではないことをご了承ください。 まずは連載 2020年4月から始まった連載ですが,あと3回で終了です。 連載が終了…

気候変動に対して医療者は何ができるのか(深堀り学習シリーズ)

気候変動に対して医療者は何ができるのか(深堀り学習シリーズ) タイトルは今までのブログにはなかったテーマです。 南砺の病院家庭医がマルモと講演以外のことを書くのはかなり久しぶりです。 話はこのTwitterから始まります。 全診療科医師を対象に院内レ…

ヘルスケアにおけるAIとビッグデータ:Multimorbidityのより包括的な研究フレームワークに向けて

AI and Big Data in Healthcare: Towards a More Comprehensive Research Framework for Multimorbidity J Clin Med. 2021 Feb; 10(4): 766. Published online 2021 Feb 14. doi: 10.3390/jcm10040766 Ljiljana Trtica Majnarić,František Babič, Shane O’Su…

病鍼連絡協議会Web特別講義としてマルモの講演を行いました。

12/4はとても勉強になる一日でした。 臨床推論の祭典でありDGPL 2021にも参加して 途中から適々斎塾の家庭医療学ドリルの佐藤健太先生と藤沼康樹先生のご講演を同時上映しながら 18時から行われるこの勉強会のスライドを作成しておりました。 病鍼連携連絡協…

21世紀 適々斎塾 家庭医療セミナーで講演させていただきました。(Multimorbidityの教科書の紹介)

21世紀 適々斎塾 家庭医療セミナーで講演させていただきました。 21世紀 適々斎塾という歴史ある勉強会で講演させていただけることになりました。 テーマはMultimorbidityです。なんだかこればかりで申し訳なくなっています。 21世紀適々斎塾の説明は塾長の…

第18回秋季セミナーでご質問をいただきました。

第18回秋季セミナーでご質問をいただきました。 ※今回は論文紹介ではありません。 第18回秋季セミナーでこのようなご質問をいただきました。 過日は、第18回秋季セミナーにてセッションをご担当くださり、誠にありがとうございます。受講者から下記の通り質…

隠岐病院ウェビナー 多職種連携で挑む誤嚥性肺炎〜クリニカルパス作成の土台作り

素敵な機会をいただきました。 本日も隠岐病院で講演させていただきます。 (開始10分前にブログ更新しています) 今回はこのタイトルの通り,前回の講演の後編で,実際にクリニカルパスを作っていただけるような企画にしてみました。 前回のレクチャーで…

ジェネラリストの実践を活性化する:モントリオールステートメント

REVITALIZING GENERALIST PRACTICE: THE MONTREAL STATEMENT Joanne Reeve, Marie-Dominique Beaulieu, Thomas Freeman, Larry A. Green, Peter Lucassen, Carmel Martin, Tadao Okada, Victoria Palmer, Elizabeth Sturgiss, Joachim Sturmberg and Chris v…

Multimorbidityと臨床的に重要なアウトカムとの関連性を測定するために用いられる尺度に関するシステマティックレビュー

BMJ Open. 2021; 11(5): e041219. Published online 2021 May 5. doi: 10.1136/bmjopen-2020-041219 PMCID: PMC8103380 PMID: 33952533 Systematic review on the instruments used for measuring the association of the level of multimorbidity and clini…

第18回 秋季生涯教育セミナー「ケースで学ぶマルチモビディティ」2時間レクチャー

発表30分前にブログを書いています。 ギリギリに何やっているんだろうと思われる方もいるのではないでしょうか? これがもはや私のルーチンになっており,これをやると本番前の緊張がほぐれてきます。(会場での発表になったらどうやってブログ書くんだろう…

隠岐病院ウェビナーで講演させていただきました。

本日は隠岐で講演をさせていただくこととなりました。 テーマはこちら もうなぜお寿司なのかは説明しなくてもよいのではないかという感じのスライドです。 隠岐病院のNurse Practitionerの方から,誤嚥性肺炎と多職種連携の関連で講演をして欲しいというご依…

TEAM関西 ライフコース企画 最終回「最後は歳を重ねる」で講演しました。

正確には,講演しました,ではなく講演する直前に公開しています。 今回,TEAM関西という医学生の勉強会サークルからご指名をいただき,ライフコース勉強会というものに参加しています。佐藤健太先生と一緒に老年医学の家庭医療的な診かたについてお話させて…

ミッシェルの物語:家庭医療研修のクリニックにおける患者ケアの複雑さ

Michelle’s Story: The Complexity of Patient Care in a Family Medicine Residency Clinic Kathryn Justesen, James D. Smith, Katherine Swanson, Mark Yeazel and James T. Pacala The Annals of Family Medicine July 2021, 19 (4) 362-364; DOI: https…

JA北海道厚生連臨床研修医ワークショップで初期研修医向けのマルモ講演をしました。

昨日の静岡に続き,今日は北海道で講演です。 と書くと全国を飛び回っていて忙しそうですが,Zoomなので自宅でお仕事です。 本日はJA北海道厚生連第9回臨床研修医ワークショップにお誘いいただき 【総合診療医による多疾患併存(マルモ)の診かた】 と題…

静岡家庭医養成プログラム(SFM)様のZoom勉強会で講師をさせていただきました

静岡家庭医養成プログラム(SFM)様でマルモのレクチャーをさせていただくことになりました。お誘いいただき誠にありがとうございました。 静岡の家庭医の先生は仲良くさせていただいている先生も多く,井上真智子教授はサイトビジットのため南砺市民病院に…

プライマリ・ケア医のための2020年のトップ20研究 Top 20 Research Studies of 2020 for Primary Care Physicians

Published online June 9, 2021 すっかり遅くなりましたが,2020年のPOEM(Patient-Oriented Evidence that Matters. 重要な患者志向のエビデンス)がAm Fam Physician.の6月号に掲載されていました。毎年、エビデンスに基づいた医学の専門家チームが110を超…

急性期脳梗塞患者における発作性心房細動の予測に対するSTAF、LADS、iPABスコアの診断精度について

Diagnostic accuracy of STAF, LADS, and iPAB scores for predicting paroxysmal atrial fibrillation in patients with acute cerebral infarction Clin Cardiol. 2018 Dec;41(12):1507-1512. doi: 10.1002/clc.23080. PMID: 30251368 これまでにも医学生…

Multimorbidityな高齢者のためのプライマリーケアとソーシャルサービスの統合:政策への影響

Integrating primary care and social services for older adults with multimorbidity: policy implications BJGP Open. 2021 Jun 8; BJGPO.2021.0035. PMID: 34103309 BJGPにMultimorbidityの記事があったため紹介。 Multimorbidityに対して統合ケアを推進…

ソーシャルメディアから有害な処方カスケードのシグナルを検出する クエチアピンはなぜ関節痛になるのか?

Detecting signals of detrimental prescribing cascades from social media Artif Intell Med. 2016 Jul;71:43-56. doi: 10.1016/j.artmed.2016.06.002. PMID: 27506130 先日,処方カスケードのブログを書きました 個人的な勉強のためにまとめたものでした…

処方カスケードについて簡単にまとめてみる

処方カスケードについて簡単にまとめてみる ブログをいつかやろうと思っていて,原稿を理由に放置していました。 自己研鑽のアウトプットするためにブログを書いていたのに,原稿を理由にサボるというのはいけないということで,今回は処方カスケードについ…

熊本大学総合診療セミナーで「Multimorbidityのみかた」について講演します(配布資料)

熊本大学総合診療セミナーで「Multimorbidityのみかた」について講演します。 病院総合医の有名MLであるJhospitalistMLにこのようなメールが流れてきました。 JhospitalistMLの皆様 平素よりお世話になっております。熊本大学総合診療科の平賀と申します。 …

【書籍企画】総合診療 2021年 5月号 臨床医のための 進化するアウトプット 学術論文からオンライン勉強会、SNSまで

【書籍企画】総合診療 2021年 5月号 臨床医のための 進化するアウトプット 学術論文からオンライン勉強会、SNSまで ブログのタイミングを逃し続けています。 多くの献本のお礼をしたいのですが,一つ一つ丁寧に拝読させていただいています。 今しばらくお待…

Multimorbidityの患者が抱いているケアの優先順位と好みに関する研究紹介

Priorities and preferences for care of people with multiple chronic conditions Mieke Rijken,Health Expect. 2021 May 3. PMID: 33938597 Multimorbidityの介入モデルを開発して,その有効性を混合研究で行うというのは,前回紹介したものと同じです。…

Multimorbidityに対する患者中心の学際的ケアの拡張:実用的な混合法ランダム化比較試験

Scaling Up Patient-Centered Interdisciplinary Care for Multimorbidity: A Pragmatic Mixed-Methods Randomized Controlled Trial Martin Fortin, Moira Stewart, Patrice Ngangue, José Almirall, Mathieu Bélanger, Judith Belle Brown, Martine Coutur…

PaCTi「Multimorbidityにおける緩和ケア」で講演しました。

PaCTi「Multimorbidityにおける緩和ケア」 2021年3月26日(水)21時00分〜22時00分 で講演することになりました。 聞くところによると参加人数も3桁で,緩和ケアに関わる多職種と思っていたら,緩和ケアで有名な大学教授など大御所も参加されているとか。プ…

マルモレクチャー資料公開

マルモレクチャー資料公開 日本プライマリ・ケア連合学会 専攻医部会 総合診療Web講演会Vol.13 2021年3月24日(水)21時00分〜22時00分 で使用する講義資料を公開してみます。 かれこれマルモ関連のレクチャーは5,6回していますが,新しい講演の度に新ネタを…

高齢者の個別ケアプランにおける行動変容の技術:システマティックレビュー

Behaviour change techniques in personalized care planning for older people: a systematic review Br J Gen Pract. 2021 Feb; 71(703): e121–e127.Published online 2021 Jan 26. doi: 10.3399/bjgp20X714017 PMCID: PMC7846352PMID: 33495201 高齢者の…

【献本御礼】セイントとチョプラの内科診療ガイド

【献本御礼】セイントとチョプラの内科診療ガイド こんなツイートが,年末に流れてきました。 年末年始【フォロー&RTで、新刊2点各2名様にプレゼント!】〇セイントとチョプラの内科診療ガイド 第3版https://t.co/5QD1hpucAy〇感染症プラチナ流コンサルトht…

高齢者におけるMultimorbidity patternとmemory trajectories:英国の老年医学の縦断的研究からのエビデンス

ACCEPTED MANUSCRIPT Multimorbidity patterns and memory trajectories in older adults: Evidence from the English Longitudinal Study of Ageing Rebecca Bendayan, Ph.D, Yajing Zhu, Ph.D, A D Federman, Ph.D, R J B Dobson, Ph.D The Journals of Ge…

プライマリケアおよび地域でのMultimorbidity患者の転帰を改善するための介入

Cochrane Database of Systematic Reviews Interventions for improving outcomes in patients with multimorbidity in primary care and community settings Susan M Smith Emma Wallace Tom O'Dowd Martin Fortin Authors' declarations of interest Versi…