橋本市民病院で気候変動のレクチャーをさせていただきました。
ついにこういう話が来てしまいました。
深堀り学習をしていただけだったのですが
橋本市民病院の橋本忠幸先生のお誘いで,院内の医療安全講習会の講師をさせていただけました。医療安全と医療廃棄物というテーマだったのですが「気候変動を絡めてください」というリクエストを頂き,百戦錬磨の橋本先生からの挑戦状と受け止めました。
気候変動は絡めようと思えばどうとでもなるんですね。
皆さんはマセレーターってご存知ですか?
このような排泄物の処理の装置です。
https://www.sakurajp.com/macerator/pulp_catalog.pdf
繰り返し洗浄を行うベッドパンウォッシャーは使い捨てのマセレーターに比べて衛生的に不安が残り,感染のリスクが上がります。
下水への廃液はませレーターの導入でも変化がないようです。
感染対策 ICT ジャーナル Vol.17 No.1 2022
コストも高くなりません
時間も節約できるため,職員の働きかたを見直すことになると思います。
感染対策 ICT ジャーナル Vol.17 No.1 2022
感染性廃棄物の滅菌法(処分・中間処理) についても様々です。
焼却滅菌,溶融滅菌,高圧蒸気滅菌(オートクレーブ),高周波(マイクロウエーブ)があり,最も環境に優しいのは高周波滅菌であるにも関わらず,その設置はわずかなことが気になります。
https://www.jt-kankyo.co.jp/business/products/incinerator/pdf/kansen1804.pdf
感染と感染性廃棄物のABC 第104 回 最新トピックス 廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアルの改訂(H29.3)その4中間処理について
高周波滅菌はスグレモノなのですが,実際には全体の2%未満なのです。
施設としては全国で3箇所(最近,2箇所になったとか)で環境のことを考えると,このような環境に配慮できる施設が増えてほしいものです。
在宅医療での医療廃棄物はどう取り扱われているのかも知っておくと便利です
https://www.nishi.or.jp/kurashi/gomi/gominoshushu/iryohaiki.files/iryou3.pdf
感染性廃棄物かと思いきや,これらは可燃ごみなんですね。勉強になるなぁ。
このようなレクチャーを実施しましたが,個人的に勉強になったのは
Zoomの共有で「音声を共有」と「ビデオクリップ用に最適化」というものにチェックを入れないと,動画の音声が出せないということに初めて気づきました。
いままで,Zoomで動画を使ったことがなかったので,この事を知らなければ大失敗するところでした。どちらにせよ動画を3つも入れたせいで,スライドが重くなってしまったのは大きな反省です。事前に動画のサイズを軽くしておく工夫をすべきでした。
・気候変動レクチャー
・動画を用いたZoom発表
という2つの挑戦の機会を与えてくださった橋本市民病院の皆様,ありがとうございました。