自治医科大学地域医療後期研修プログラムでマルモのグループワークをしました
発表10分前にブログ作成に取り掛かっております。
本日2022年7月16日,自治医科大学地域医療後期研修プログラムで家庭医療専攻医対象の勉強会にお誘いいただきました。
自治医科大学といえば,地域医療の担い手を養成する歴史ある大学です
関連施設も豊富で,多様な場で研修することができます
生涯研修コースというものもあり,多様なニーズに応えられるプログラムです。
https://www.jichi.ac.jp/chiikik/fille/program_senmoniryou.pdf
興味があれば是非御覧ください。
今回は,山本祐先生と石川由紀子先生からのお誘いでMultimorbidityのレクチャーをさせていただけることとなりました。貴重な機会をいただきありがとうございました。
過去に専攻医対象には群馬・静岡・熊本でマルモのレクチャーを実践しておりました。
初期研修医向けにも三重大学,東京医科歯科大学,JA北海道厚生連でさせていただいています。
実際のワークの例としてgoogle slideを使用して
ワーク1ある症例の複雑性を上げる
ワーク2それをチームで解決する
というアイデアで盛り上がっている手応えを感じていましたが
今回はそのワークを多めにとって,レクチャーを短くできないかという依頼でした。
反転授業であれば可能かもしれないという思いから
このような事前課題を考えました。
【動画】多疾患併存のバランスのいい診かたとは?(44:17)
【文字】ケースで学ぶマルチモビディティ全24回
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/series/191
いろいろなアウトプットをすればいいことあるものだなぁと感じます。
事前準備殆どなしで知識のインプットができるわけです。
文字や動画だけでなくPodcastという手もあるなと思うわけですが,流石に事前課題が多すぎると思い,やめておきました。
そんな発表でしたが,スライドも共有します。
この発表を30分で行ったので,参加者の理解度が大変心配でした。
ところが,予想に反してグループワークも盛り上がりを見せてくださいました。
参加者はベテラン医師が多かったのですが,指導医も活発に発言できておられるようでした。この方式は,指導医も専攻医も楽しめるデザインなので,混合チームが作れる場合に大きな威力を発揮することがわかりました。
参加者アンケートも上々でした。
(質問にマルモカンファレンスと書いてしまいました。間違いなのにコメントいただけて恐縮です。マルモカンファレンスの感想文をそのまま使ってしまいました。)
感想・要望ではレクチャーのデザインについて,マルモという概念やフレームづくりについての感想を多くいただき,嬉しく感じています。
南砺マルモカンファレンスにも参加希望の先生方が多くいらっしゃったので
①レクチャーする
②マルモカンファに興味を持つ
③マルモカンファに参加する
④出張マルモカンファの依頼が来る
⑤別の参加者がマルモカンファに興味を持つ
③〜⑤を繰り返す
・・・というループに入っております。
今回発表してみて,最新のエビデンスやデータの補充をするのを忘れていた事がよくわかりました。今後も世界最先端のレクチャーを心がけたいと思います。(とカッコつけてみる)
ありがとうございました。