南砺の病院家庭医が勉強記録を始めました。An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.

An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.富山県にある総合病院で働く病院家庭医です。勉強の記録を少しずつ書いていきます。

第27回総合診療セミナーin御茶ノ水「ケースで学ぶマルチモビディティ」で講演しました

第27回総合診療セミナーin御茶の水「ケースで学ぶマルチモビディティ」で講演しました

 

正確には今から講演するのですが,いつもの資料の共有です。

 

東京医科歯科大学総合診療科による事業である

総合診療セミナーin御茶の水にお招きいただけました。

 

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もちろんテーマはマルモなのですが,参加者が多岐にわたるということで,内科の先生方や多職種の方に向けたメッセージを考えようと思います。

 

配布資料はスライドになります

 

事前に頂いた質問もとても興味深い質問ばかりで今から楽しみです。

がんばります。

 

講演終了

 

参加者数が100人超えで,幅の広い方々に参加いただけました。

総合診療のビッグネームもちらほらいらっしゃって,この会の歴史の深さを感じました。

 

実は前回の21世紀適々斎塾とスライドがほとんど同じだったのですが,スライドはそのままに発表時間を大幅に削って質疑応答に20分以上の時間を捻出したおかげで,素晴らしい質問を多数伺うことができました。

 


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アンケートの満足度も上々で,感想にも

 

大変勉強になりいまから実践したいと思います。
症例もあり、3ステップで具体的で明日から活かせそうと思いました
大浦先生の医学書院の記事もとてもわかりやすいかったんですが、お話と共に聴くとさらに理解が深まりました!
マルモに対する感覚がとてもよくわかりました。
元々老年病内科の所属で、在宅診療への従事や地域アウトリーチなども経験しながら、複雑症例を専門に取り組んでいます。自分のアプローチについて、系統だった整理をすることができました。勉強会もぜひ参加してみたいです。
論理的思考で、分かり易く、若手にも教えたくなる内容でした。
面白かったです。実践できるように日々診療にあたっていきたいと思います。
実践してみます
総合病院での総合内科診療に長いこと従事しております。大変参考になるお話でした。ありがとうございます。
薬剤師ですが、日頃薬局でマルチな疾患を抱える患者さんは多いですがアプローチの方法を学べて大変参考になりました。他職種のマルモカンファレンスもとても良いことだと思います。
ためになった
総合診療専攻医1年目で大変多くのマルモを経験しました。いつもやっていたこと、いつも出来なかったことがあると気付かされました。まずは型にはめてリズムよく見れるように意識しつつ診療していきます。 地元が北陸なので、東京での研修が終了したらいずれ戻りたいです。また関わる機会がありましたらよろしくお願いします。
大変勉強になりました。
マルチモビディティの概念について初めて学ぶことができました。病院での改善のための介入方法、介入例についても紹介いただきよりイメージがしやすかったです。現場でのポリファーマシー改善のために薬剤師の立場からも意識していきたいと思います。
よく見られるマルモの管理の仕方の取っかかりが少し分かりました。
沢山の複雑な問題を抱えた症例にどの様にアプローチして行けば良いかを考える手がかりになりました。まずは医学界新聞の連載とブログの資料拝見して診療、カンファに活かしたいと思います。

 

など,貴重なご意見をいただけて,マルチモビディティが多職種連携や様々な診療科とのコラボレーションに有用な気づきをいただきました。

 

とくに,南砺マルモカンファレンスについての具体的な質問もあり,スペシャリストとジェネラリストを繋いだり,職種連携の新しい形を提示できたことは大きいことなのではないかと自画自賛しています。

 

この度は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。