2020年を振り返る
業績中心に振り返ります。
今年は沢山何かを書いていたのですが,まとめているとそれほどでもありませんでした。おそらく,後半から沢山依頼があったので,来年はもっと増えるのではないかと思います。
まずは,連載。
医学書院の「ケースで学ぶマルチモビディティ」を4月から月1本書いていました。
これまでに同様の連載をされている方はいないはずなので,ネタがかぶらないというのはとても面白かったです。
実は,途中で連載の打診が一つあったのですがお断りして,今年はこの連載に絞って書いていました。おかげで「誤嚥性肺炎のひと」とか「マルモの人」と認識が変わって行くのを感じました。誤嚥性肺炎からの卒業ですね。
最後に書いてある,地域医療ジャーナル1月号ですが
実は毎月1回の連載のお約束なのに,早々にギブアップしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。タイミングを見て復活できればと思います。
続いてはプログラム関連です。
南砺市民病院総合診療専門研修プログラムが承認されました。
このプログラムを作るように言われて途方に暮れていましたが,ようやく一歩前進です。来年度からは専攻医も1名来てくださいますので,良いプログラムになるよう頑張りたいです。
看護師特定行為研修プログラムは3期生の教育と2期生の講義や実習が混在していて業務の半分以上を取られる日もあり,意外と誰からも気が付かれないところで頑張っていました。属人化しないように工夫していければ。
そして,今年は多くのプログラムを思い切ってサボりました。それが北信越HANDS・摂食嚥下ケア研修会です。まったく手伝いをしなかったのですが,その御蔭で時間を無理やり捻出し,何とか頑張ってこられたのだと思います。ありがとうございました。
そして書籍
2020年に発行されたものが意外と少なくてビックリ。
編集2冊,一部執筆4冊,共著1冊でした。
とはいえ,「摂食・嚥下障害の意思決定支援」が今年できたものだということを忘れていました。すっかり遠い昔のような気がしています。
一般雑誌に混ざって100位以内に入ったのはおそらく奇跡的だったのではないかと思います。
そして終末期の肺炎は年内に間に合って,2020年は誤嚥性肺炎の年になりました。
地元の本屋さんでは平積みされていなかったためとても悲しかったのですが
ロングセラーになるようにたまに宣伝していきたいと思います。
そして意外と多かったのが講演でした。
とはいえ,Zoomのおかげで家の中で発表することばかりで,あまり発表した達成感はなかったのですが,こういうスタイルが残ることを考えて,Webカメラやマイク,そしてリングライトまで用意したので,これからも使っていきたいと思います。
Antaaでのマルモの講演から,私のマルモキャラが浸透している気がします。
2020年の大きな出会いの一つだったと思います。感謝。
資格
これ一個だけですが,家庭医療専門医も総合内科専門医も取ってしまったので,もうキャリアパス的にはこのぐらいでいいのかなと思っています。臨床倫理については今後も勉強を深めていければと思います。
実は,このブログにもいい記事は沢山ありました。
1年で54本も書いていて,結構頑張ったのではないかと思います。
そしてさかのぼって読んでみても,よくこんな熱量があったなと驚く内容だったので,ぜひこれも私の業績に加えたいと思います。
個人的に好きなのはこの16本です。
どれもこれも,何度も読み返したくなるものばかりです。
書いたときの情景まで浮かんできます。
どれも大変だったなぁ。
今年を総括すると
・後期研修プログラムを作った
・いっぱい本書いた
・いっぱい講演した
・いっぱいブログ書いた
・論文書いてない
という偏りがあったので,来年は論文を書くことも意識していければと思います。
(とかいいつつ,執筆依頼が7本残っているのですが…。)
来年もどうぞよろしくお願いを申し上げます。