Multimorbidity関連論文をConnected Papersで可視化してみた話
最近、ブログや執筆のおかげで論文検索する機会が大変増えています。
ブログを書くために1日平均10〜30本論文ぐらい読んでいるのか、読んだ論文をまとめるためにブログや執筆をしているんだか分からない感じになっており、良いインプットとアウトプットの両輪を回す良い機会となっています。
そんな論文にまみれた生活をしていますが、TwitterでConnecetd Papersを知り、使ってみました。これは便利だというわけで、皆様にもご紹介いたします。
例えば、MultimorbidityをPubmedで調べると
5830もの文献が見つかります。
ちょっと、全部読むにはしんどいですよね。
一方で、Multimorbidity patternに絞って調べようとすると
14件しかHITしません
こういうのは全部読みたくなりますね。
そして、14本では物足りないので、似たような論文を読むわけです。
このように結構同じジャンルを読んでいくと多く引用されている論文を見つけやすいのですが、全体像が知りたいことがあります。
ですが、そこからの関連論文を検索対象に指定した論文と共通の引用や参照物のある「類似性」(必ずしも引用・被引用関係とは限らない)の高い論文をネットワーク化し、図示するツールが、このConnected Papersです。
これは、トピックの重要論文を入力したら、引用でつながっている関連論文のネットワークを一瞬で可視化してくれるツールで、引用数や掲載年でサイズと色分けされているため、重要論文の引用忘れが減るかもしれません。
例えば、先述の論文のタイトルを入力してみます
「Burden and Patterns of Multimorbidity. Impact on Disablement in Older Adults.」
いろいろなキーとなる論文が表示されます。
色が濃いところにカーソルを合わせると、その論文がピックアップされるので
短時間で、そのキーとなる論文を抑えることができるわけです。
ここで私の中に疑問が浮かびました。
論文のタイトルじゃなくてその概念ごと入力したら、レビューが完成するのでは?
2番目にDefining and measuring multimorbidity: a systematic review of systematic reviewsとあります
システマティックレビューのシステマティックレビュー?
きっといい論文なんだろう。
と思って、Build a graphを押してみる
引用すべき論文で抜けているものを見つけました。
今度ブログで紹介します。
今回は、あくまで実験でした。
ご覧いただきありがとうございました。